忘れすぎる奴の備忘録

将来の自分が見返して活かせるように残していってます。

私が発達障害の診断を貰うまで

発達障害について最近は特に知名度も上がって、たくさんの人が知るきっかけになっていますよね。

それについてはとてもいい事だと思います。

何がきっかけであれ自分のことを知ることはとても大切だと思いますから。

去年は特にADHDが何度もTwitterのトレンドに入るなどの動きもあったので発達障害の情報は入りやすかったかもしれませんね。

 

 

 

私は去年に診断を貰いましたが、実は「発達障害かもしれないよ」ということを2年前ほどに当時の主治医から言われていました。

 

8年通院してますがそれを言われた時はもう6年通っているくらいだったんですが、初めて言われたことでした。

その時は「ふーん」くらいで全然気にしておらず、知らなかったが故に無関心でした。

その時通っていた病院はWAISを必ず実施していたのですが、成人していなかった関係でバウムテストのみの実施だったのでIQの数値が出らず指摘される事はありませんでした。

ただその病院はWAISは実施するものの、発達障害のテストはできないところだったのでハッキリすることはなく忘れていました。

 

その後、旦那(当時は彼氏)がASDの本を手に取って「もしかして、これなんじゃない?」と言ってきたことで私自身驚きました。

とは言われたものの発達障害を知らなかったので「当てはまるけど…うーん」という感じでした笑

そこで私はIN-Childという本を買いました。

 

その子、発達障害ではありません IN―Childの奇跡

その子、発達障害ではありません IN―Childの奇跡

  • 作者:韓 昌完
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

これを買って、最後の方のページに各発達障害傾向のチェックリストのようなものがあったのでそれをやってみて当時ずっと担当して下さっていた心理士さんに結果を見せて相談しました。

私の結果は全部の項目が当てはまっていて、その前から主治医に言われていた事もあって確信を持っていました。

しかし、心理士さんには「そうっぽいところもあるけど特別目立ってはないなぁ」と言われてしまいました。

 

今考えたらそれもそのはずなのです。

理由は元々多動があり、貧乏ゆすりをしたり授業中もソワソワしていたのですが中学生の時に母が再婚した相手(所謂義父)からDVを受けた過去もあったのです。

今思い出してみると、同じ部屋にいるだけで文句を言われ、貧乏ゆすりをすれば怒鳴られ、手まぜをすると叩かれていました。

なので多動が目立たず、ビクビクしながら生きていたところもあったので注意散漫もあまり目立たなかったのだと思います。

 

そしてその時、母親との親子関係が悪かったり周りの人とのトラブルにまきこまれたり、DVなどのケアの対応が遅れていたことが判明し、解離や幻聴が酷くて発達障害どころではなかったのです笑

過去の話を少しづつしていたので「過去や家庭の影響が強いから何とも言えない」と心理士さんから言われました。

 

転院をする機会もあったのですが、転院した病院も発達障害のテストを実施しておらず受ける機会がありませんでした。

 

そしてそのまま地元を出て旦那と一緒に暮らし始めて、どうしても転院をしなければいけなかったので近くのテストを実施している病院を調べて転院しました。

その後テストを受けたいと言ったのが去年2020年の夏前だったのですが、ADHDの認知度が上がって希望者が増えたり、コロナの関係で精神的に参っている方が多くなって心理士さんのスケジュールが逼迫しているためテストを受けられたのは10月でした。

本来4回ほどに分けて実施するはずのところを、里帰りが早まるかもしれなかったので2回にしてやりました。

 

そして初めてテストを受ける日、前回のWAISの結果を見て心理士さんが驚いていました。

「通常学級にいたの?!支援受けてもいいレベルだよ?!」

「感覚過敏とかあるんじゃない?対策とかしてる?大丈夫?」

その2つの反応は特に鮮明に覚えているくらい衝撃でした笑

その時初めて何となく「自分は学習障害って言われるかもしれない」と感じました。

 

その後結果が出たのは4週間後(これでも急いで準備してもらった方でした)。

11月の終わりにまず主治医の先生から結果が発表されて、12月の初めに担当した心理士さんから詳細の結果を言われるという流れでした。

なので診断が降りたの自体は11月の終わりです。

お医者さんから言われたのは「気にしていたADHD。それからLD、学習障害という2つがある事が判明しました。学習障害は読字障害で、テストの際も言い間違いや聞き間違い、指示を正確に聞き取れていない、音読のテストで通常よりかなり読みの速度が遅かったという事があったのでこの結果になりました。」という事でした。

正確に聴き取れていなかったと言われたのがびっくりしました笑。

ASDの診断が降りなかったことについては、症状や影響があったことは確認されたものの“困っていない“という判断になりグレーゾーンという事になったという説明も受けました。

 

 

 

 

発達障害という言葉も最近では身近になってきたので、その時よりも受けにくくなっているところはあると思います。

なので気になっている場合は、躊躇せず早めに受けてみたほうがいいと思います。

知能テストだけでなく、心理テストなどもあるので自分を知るきっかけにもなります。

この記事が誰かの役に立てばいいなと思います。