解離性障害が何故辛いのか
解離という症状は誰にでも起こりうるストレスに対する防衛反応です。
精神疾患には解離は症状にあるのでよく聞くと思いますが、解離ではなく今回は解離性障害がなぜキツいのかを私の体験した範囲でお話しさせていただけたらなと思います。
あくまで患者目線であり、専門でもないですし医者でもないことをご了承下さい。
①現実感がなくなる
こういう表現をするとわかりにくいので具体的に例を挙げると
- 自分の身体がただのタンパク質の様な認識になる。
- 布団に入った自分の身体が認識できない
- 夢と現実の区別がつきにくい
- 知ってる人も何だかよくわからない、という感覚になる
という風に何だかふわふわします。
解離という症状で代表的な症状ですので最も知られる説明です。
②自分の存在が消えて無くなっているかのような感覚になる
誰しも「消しゴムの様にこの世から消えていなくなりたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
この症状はまさにそれです。
これの怖いところはいくつかあって
- 怖くなって自分の存在を確認したくて自傷行為に走る
- ひどくなると感覚が麻痺しだす
- 自分の身体が認識できなくなってくる
- 身体自体に影響がでだす
①よりも酷くなった場合に私は頻繁に自分の身体がわからなくなって最悪の状態の時は足の感覚が突然なくなって立ち方が分からなくなりました。
勿論自傷行為も当時はあって泣きながら安心するなど今思えば狂ってたなと思います。
立てなくなった時に危ないので常に杖を使用していたこともあります。約1年だったと思います。
③人格が現れたりする
世によく言う「多重人格」ってやつですね。
解離性同一性障害とも言われますが私は解離性障害と言われているのでその一つの症状として説明します。
私の場合は危害を人に加える様な人格が居なかったので良かったのですが、声や人に対する態度などがかなり変化をするタイプだったので人に説明していましたが人前でほとんど出ず、逆に気を許すと出てしまうなど四苦八苦しました。
よく「自分と真逆の人格が多い」と言われますが、私の場合は「自分の性格の一部が分裂した状態」とカウンセラーに言われました。
真偽はなんとも言えませんが、色々な形があって人によって色々症状があるので一概にこう!と言うものはないので注意しましょう。
④ストレスを感じると忘れたり身体に影響が出る
「解離性健忘」と言われるのですが強いストレス因を感じるとそれを忘れてしまうと言うやつです。
頻繁に起こる人もいればそこだけを忘れる人や全てを忘れる人もいます。
有名どころで言うなら鬼滅の刃の時透無一郎も該当すると思います。
身体に影響が出るのはフラッシュバックをした時やそれに近い事があると声が出なくなるなどがあると思っています。
他にもあるので解離性障害が関わっているかどうかは医師に確認してください。
自己判断はやめた方がいいと思います。
以上、辛いなと思うことでした。
解離性障害は精神疾患ではなく神経疾患に該当するので理解も得にくく説明もしにくいのでかなり辛かったです。
解離について知らずに分からない、怖い、不安などがあれば少しでも解消や理解が進められるお手伝いができればいいと思います。
ではまた!ノシ